#53 出雲土建株式会社

土量計測業務の人手と工数を半減
Solution Linkage Surveyで加速する生産性向上

出雲土建株式会社
島根県出雲市

ストックヤードの在庫管理 計画から土量計測まで一人で完結

「この現場は出雲土建が河川から掘削した土砂を、別の現場の業者がとりにくる点が特長的だ。」と江戸氏は話す。「複数の業者が出入りするため、常にどれほどの土が残っているかを把握しておく必要があった。土量計測するためには土砂を台形に整形し直し、2人以上の人手を確保する手間が発生するため、何度も行うのは負担になる。」と続ける。

そこで江戸氏が注目したのは、オーケーリース株式会社からのSolution Linkage Surveyを用いた土量計測作業効率化の提案だった。Solution Linkage Surveyは仮置土などの対象物をスマートフォンで撮影するだけで、土量計測ができる簡易土量計測ツールだ。江戸氏は本ソリューションの魅力として「使いやすさ、計測精度のよさ、手間の削減」を挙げる。「スマートフォンのアプリは操作が簡単で、一度使えば覚えられた」、「計測精度は目測と平均断面法の中間というイメージで、概算数量を算出する目的としては十分」、「従来手法ではどうしても人手が要るため、スケジュール調整も含めて時間がかかってしまう。Solution Linkage Surveyなら計画から計測まで現場にいながら一人で完結できるので、省人化になる」と同氏は評価する。

さらなるICT活用に向けて

i-Constructionへの取り組みなど新技術の活用を積極的に行ってきた出雲土建株式会社。さらなるICT活用に向けて、「使いやすさの追求」が重要と江戸氏は考える。「新しいことに挑戦するためには新しいツールを揃えたり、慣れたりする必要がある。今後も使いやすく、効果が得られるものが増えていけば。」と、これからのソリューションに期待を込める。