#7 須山建設株式会社

河川浚渫工でもICT活用工事！

須山建設株式会社
静岡県浜松市

【現場紹介】
二級河川馬込川の浚渫工事。川底に堆積した土砂約8,000m³を取り除き、河積を確保して洪水に備える工事だ。工種は、バックホウ浚渫工、揚土工、浚渫土処理工となった。

【導入の経緯】
静岡県発注のICT活用工事（ICT河川浚渫工）として発注された。会社としてもICT施工を推進しており、須山建設からICT施工を希望して施工に当たった。
ICT河川浚渫工の要領は平成30年3月に公開されたばかりだ。この工事は、公開直後の4月27日に契約した工事で、ICT河川浚渫工に対する情報が少なく、市販のICT施工アプリケーションも未対応だったため、手探りでの施工管理となった。

【施工での感想】
今回、バケット容量１.0m³マシンガイダンス（MG）バックホウを使った。河川浚渫では、Solution Linkage Cloudの現場・重機統合管理ツール「VISION LINK」を使ってICT建機の施工履歴データを取得した。また地盤改良向けの管理システム「SiteBlender」を使って、オペレーター向けに施工履歴の可視化を行い、施工も施工管理も効率的に作業を行った。
施工を行って感じたことは、VISION LINKとSite Blenderで、異なる端末を狭い建機のキャビンに設置する必要があったため、１つの端末で情報管理出来るようになると、スペースを有効利用できると感じた。